ANA三次試験は、羽田空港内のフライトシミュレータを操縦する適性検査だった。本格的なシミュレータがあり、きちんと白いグローブを付けて挑戦した。隣にはパイロットのOBだろうか、教官も同乗した。
このシミュレータ試験は二度行われる。下手だったとしても、2回目のフライトで成長が見られれば合格のようである。僕の場合は、緊張が高ぶりミス連発。また、教官の指示に、いちいち「ハイ!ハイ!」などと答えていたら、「別に返事はいいから」と。この試験では単純にタスクをこなせば良いのであって、教官に気を使うことは必要無いようであった。
結果、落ちた。ここでANAの試験が終了した。