「わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~ (光文社新書)」(西林 克彦)の第一章を読みました。「わかったつもり」ということが、とても身近なことであることに気付かされました。その「わかったつもり」が、様々なことを浅く考えてしまうということを著者は指摘しています。
「わからない」は改善の余地があること
「わかったつもり」は危険で、「わからない」は正常のようです。私の経験から、「わからない」事が多々あったのは正常(または素直)だったんだなというふうにも気付きました。ただ、ある程度「わかったつもり」がないと、他者とのコミュニケーションや社会生活がスムーズにいかないようにも思います。
「わかったつもり」を否定する意識を!
注意深くする際には「わかったつもり」を強く否定する意識を持つこと。それ以外は、「だいたいわかったつもり」でやるぐらいのバランス感覚で良いのではないか。そうじゃないと、物事を処理する速度が遅くなってしまうような気がします。こういう考えだと、「だから、あなたのパフォーマンスは低いのです」と著者に指摘されそうにも思えますが。第一章の内容で、「わかったつもり」が自分自身に身についてしまっている危険を実感できたのは良かったです。
いつの間にか「せっかち」になっていた
ここまで、文章を書いて、読み返してみると、なんだか私は「せっかち」になってしまったように思いました。いつの間にか「せかせか」するようになって。時間の経過も早く感じることも多く。加齢による現象なのだろうか。
わかったつもり?読解力がつかない本当の原因? (光文社新書)
- 作者: 西林克彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/12/13
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