去年買った「学研まんが NEW世界の伝記1 スティーブ・ジョブズ」(田中 顕 (著))をもう一度読んでみました。「Think different」という考えと、先日受けた盆栽教室での先生の言葉「こうあるべき、ではなく、こうも楽しい、という視点を」というのがリンクしました。画像は Procreate でアップルのロゴをトレースしたものです。
<ちがう>を考えよ(ジョブズ)
「Think different」はスティーブ・ジョブズが大切にしていた言葉の一つで「<ちがう>を考えよ」という意味を表すようです。そこから「常識にとらわれず、自由に発想する」ことや「人と同じでなく、<ちがう>ことを考える」というジョブズの姿勢につながっているようです。
存在しても良いと自分にささやく
人それぞれ感じることがあるかもしれませんが、私はこの言葉(Think different)を肯定的に受け止めています。「いろいろな人が居て、良いじゃないか。だから私も居て、良いはず。」と思うように心がけているからです。私は家も車も持っていません。ドロップアウトも何回かしています。だから、ふと「私は敗北者だ」と思い込んでしまいます。そうならないように、「みんなオッケー。私もオッケー。」とそっとささやきます。
ある日、水石のプロが名言を放つ
通っている盆栽教室に、水石(すいせき)という、石を鑑賞するプロフェッショナルが講師としていらっしゃいました。この方が話した言葉で(すみません、私の解釈が混じっています。実際にお話された言葉ではありません)「百点満点の盆栽のような、『こうあるべき』、って結局、すぐ飽きるんです。『こうあるべき』ではなく、安っぽい盆栽であったとしても『こうも楽しい(こういう捉え方も楽しい)』というように良い部分を見つけていくと、どんな盆栽にでも新しい魅力を発見することができるんです」。
「こうも楽しい」という視点に◎
その水石の講師の言葉に「ガツン☆」と頭をぶん殴られたような衝撃がありました。「なんて素晴らしい見方なんだ」と。冒頭の伝記を読んだときに、ジョブズと水石の講師の言葉がリンクしました。家を建てたあなたも素晴らしい。家を持っていないしパイロットになれなかった私は、パイロットになれなかったこれまでの経験を話をすることができる素晴らしさを持っている。というような、もともとはペシミスティックな話でさえ、きらめく何かに変化するのではないかという希望になったからです。
- 作者: 田中 顕
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