大宮盆栽デイズ - Omiya Bonsai Days -

冗談めかす埼玉のファインマン

食べ物は百人の人の手を経て、頂くことができます。そこに感謝ができるかどうか #禅 #感謝

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緊張しているとき、落ち着きたいときに読む本があります。「置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎単行本)」(渡辺和子)と「禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫)」(枡野 俊明)の二冊です。

どちらも一分ほどで読める短編集

どちらも、3ページほどで読み切りの、小さな話がいくつかまとまっています。それなので、一分ほどで話を読み終えて、気持ちを落ち着かせることができます。

働く人の「おかげ」で得られる食

「禅」について書いた枡野の本で、気に入っている話があります。私たちが口にする食事について、その食材が私たちに運ばれるまでに百人もの手が関わっているという話です。多くの人の手(ここで言う「手」とは、お仕事を意味すると思います)を経て渡ってきた食べ物を口にすることができるのは、とてもありがたいことだと気付かされます。そのことに気付くことで「百人の手」に感謝をし、それを頂けるという幸福を感じることができます。

昔から、どんな食べ物も百人の人の手を経て自分の口に入ると言います。そういう心構えで食事をすれば、いかに自分が幸福であるかに気づくはずです。
(枡野 俊明)

価格の高いスタバで憤慨→感謝へ

先日、用事の待ち合わせで、いつもは利用しないスターバックスコーヒーに行きました。小さなカップのアイスコーヒーで300円ぐらい取られて憤慨しました。普段、ドトールの200円(クーポン利用済み)アイスコーヒーを飲んでいる身としては、スターバックスの値段の高さに納得ができなかったのです。そのときに、上に引用した枡野の文章を読んで、「このスターバックスのコーヒーも、百人の手を経てやってきたんだ。300円は仕方がないか。」と思い直して、落ち着くことができました。

置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎文庫)

置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎文庫)