病害虫の防除のため、殺菌剤・殺虫剤20〜30日に一回散布します。殺菌剤、殺虫剤にはいくつかの種類があります。それらを組み合わせて、いくつかのパターンを作ります。ワンパターンの薬剤だと耐性を持った菌や害虫が発生してしまいます。
殺菌剤、殺虫剤と展着剤で薬剤を作る
薬剤は、おもに病気を防除するための殺菌剤と、害虫を防除するための殺虫剤です。通常はふたつの薬剤を展着剤が入った水に混ぜて散布します。展着剤は散布した薬液が葉や害虫に付着しやすく、雨にも流れにくい薬剤です(参考:バラ栽培の教科書、鈴木満男)。
殺虫剤と殺菌剤を二種類ずつそろえる
まずは、殺虫剤、殺菌剤をそれぞれ二種類そろえて、展着剤はダインを選べば良いと思います。殺菌殺虫剤というタイプの商品もあります。以下は私の薬剤の例です。
- 殺菌殺虫剤:ハッパ乳剤 / サンヨール
- 殺虫剤:ダニ太郎 / マシン油乳剤
- 殺菌剤:ベンレート / トップジンM
- 展着剤:ダイン
症状が多く発生する04月以降に注意!
害虫や病気も当然いろいろあります。代表的なものに「アブラムシ」「ワタカイガラムシ」「ハダニ」「葉ふるい病」「スス病」「サビ病」などがあります。それぞれに有効薬剤があるので、それで対応できるようです。病害虫の症状が多く発生するのは04月〜10月の活動期ですので04月初旬から薬剤の散布を始めるようにしたいですね。樹の休眠期(12月〜03月)には石灰硫黄合剤の20倍液を散布する消毒をします(参考:五葉松の育て方、近代出版)。
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