先日、盆栽の本(図説 盆栽実技、木原進、群境介、農文協)を読みつつ、ふと盆栽への向き合い方について考えていました。
お金に結びつかない趣味の存在価値とは
稼ぐ目的の職業にするつもりもなく、ただ趣味でやっている盆栽。とても楽しい趣味なので毎日に喜びと発見がある。だけど、お金に結びつかない(むしろ、散財してしまう)。このような趣味をしている場合なのだろうか。
心のすみっこにあったタモリさんの名言
出典は明らかではないのだけれど、タレントのタモリさんの言葉で次のようなものがあります。ビシッとくる響きと、意外性が高かったので、心のすみっこに置いていた言葉でした。
真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!
(タモリ)
どれだけ夢中になれるかがカギなのでは
何に真剣になるのか?それはきっと、(やりたい)遊びに真剣になることが自然なことだと気付かされます。そして、遊びや趣味に一流、二流、三流はないと思います。あるとしても、「やりたい!」という狂熱(ヒート)を持った趣味であったら、三流で上等のはずです。誰かと比較、ではなくて、どれだけ遊びに夢中になれるかが大事なのです。
心惹かれる対象は少ないから大切にする
そう考えると、いまのような調子で盆栽に向き合う姿勢で良いのかもしれません。「なにかお金に結び付けないと」「結果を出さないと」などという考えはとくに(いまは)必要ではないです。ただただ、盆栽について知っていくこと、作っていくことを楽しんでいることでオッケーなのです。盆栽に心惹かれてしまった、このことを大切にしていきます。人生において、心惹かれる(ハマる)対象はそんなに多くはないのです。