大宮盆栽デイズ - Omiya Bonsai Days -

冗談めかす埼玉のファインマン

【雑記】涙ぐんでしまう盆栽の四コマ漫画から「さび」を考える

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インスタグラムに投稿された盆栽の四コマ漫画を見て感動しています。気付くとうるっと涙ぐんでしまいます。齢を重ねて、やがて死んで、居なくなる寂しさを認める(受け止める)姿勢に共感しているのかもしれません。

エイジングを肯定する「然び」の価値観

そういえば、最近、東京農業大学の服部勉先生の講座を受けました。そこで、日本語の「わびさび」の「さび」は、漢字で「然び」と書くということを知りました(「錆び」とか「寂び」とかとも書くようですが)。「さび」は古さ(エイジング)を意味するような言葉です。年月を重ねていくことを否定せずに、それが「そのとおり / そうである」と肯定する「然」の漢字を使われている日本文化は良いなあと思いました。

そのままの自分であることが自然である

ちょっとズレますが、「自然」って漢字は「然(しか)るべき、自分」ってことを十年前ぐらいに知った時、結構衝撃を受けました。「あるがまま / そのままの自分であることが、自然である」というふうに解釈したからです。

それぞれがそのままで認められる社会へ

昔は、社会とは大きな「ひとつ」のピラミッド型の構造だったと言われています。ですが、現在は多様性という言葉とともに「多数」のピラミッド型が存在する社会に向かっているとも言われています。ひとりひとり、それぞれが、然(さ)りとして生きることも「良し」とされるような社会になっていくと良いな、なんて思っています。