大宮盆栽デイズ - Omiya Bonsai Days -

冗談めかす埼玉のファインマン

アカマツの新芽を観察(芽切りは先送り)

アカマツ(赤松)の新芽である「ミドリ/ローソク芽」が出てきました。芽切りをしようと思いましたが、参考書をざっと読むと、まだ適期ではないようなので、撮影だけをして棚に返しました。

新芽をチョッキンするのが「芽切り」

アカマツの新芽が発生していました。新芽は「ミドリ」や「ローソク芽」と呼ばれるようです。その新芽をハサミでチョッキンします。この作業を芽切りといいます。

節間を狭くし、枝数を増やすのが目的

芽切りを行う目的は、枝の節が伸びるのを防ぐことや、枝数を増やすことです。節間が狭いことで引き締まった印象にして、枝数を増やすことで大木感を表現できそうです。

同じ年数のアカマツだけど育ちが違う

今回は、ふたつのアカマツ(A/B)を写真で紹介します。それぞれ同じぐらいの年数のはずですが、差が結構あります。Aのアカマツはミドリの伸びが遅くて小さい。Bのアカマツはミドリが長く生長しています。
f:id:n_pilot:20190415162928j:plain

芽切りの適期は今月下旬から来月中旬

参考書(赤松の育て方: 楽しく作れる身近な自然 盆栽樹種別シリーズ (KBムック))によると、適期は4月下旬から5月中旬。ミドリが伸び止まったときに芽切りを行うと、樹への負担が少なくなるようです。また、葉も短くなるという効果もあるようです。それなので、今回は芽切りをせず、棚にアカマツの鉢を戻しました。
f:id:n_pilot:20190415162946j:plain