常滑焼の千交苑(せんこうえん)の盆器に植えたシンパク(真柏)。杉葉は、治らずそのままの状態です。
春を迎えて葉先の色が鮮やかに
冬を越えて、春を迎えたシンパク。葉先は鮮やかな緑色に変化しています。盆栽をやっていて楽しいのは、この小さな盆栽からも季節を感じることができるところです。
トゲトゲしい杉葉はまだ治らず
そんな楽しい気持ちにしてくれるシンパク。でも、悩みの杉葉(葉先がトゲトゲしくなっている状態)が、まだ元通りになりません。年単位の時間によって回復してくれるのだろうか。それとも、現在の培養環境(水とか日照、肥料)が悪いのだろうか。
じつは好きじゃないシャリの芸
シャリ(幹にあるキズ)は、前のオーナーさんが彫ったものです。シンパクといえば、「ジン・シャリ」が似合うとされていますが、わたしはあまり好きではないです。自然とは逆の「人工的」のようなものを強く感じるからです。(恥ずかしながら)山野でじっさいのジン・シャリを見た経験はありません。だから人工的だと解釈しているかもしれません。