糸魚川真柏の挿し木をつくる
糸魚川真柏(いといがわしんぱく)の芽をもらいました。6月は挿し木(さしき)のシーズンでもあるのでやってみました、挿し木。ポイントは大きく以下の3つあります。
- 赤玉土100%(施肥しない)
- 葉をいくぶんかカットする
- 幹の先端をV字にカットする
赤玉土100%で培養する(施肥はしない)
赤玉土100%で培養するのが良いようです。それなので、混合土は使用しない、施肥しない方が良いということになります。なぜかというと、植え付けをした際に大事なのは根の生長が大事だからです。混合土の場合、根が細菌などに感染してしまうおそれがあるそうです。また施肥をした場合、根が水を吸い上げる力が弱るようです(おそらく浸透圧の関係だと思うのですがどうでしょう)。そのため、根のためにはできるだけ清潔な土と、水を吸いやすい環境を整えるのが良いようです。
葉をカットしておき蒸散の量を抑える
挿し木する苗には葉がたくさん付いています。このまま植え付けをおこなうと、まだ根がない状態で水の吸い上げが弱いにもかかわらず、葉からの蒸散が多くなります。その結果、水不足になり枯れてしまいます。それなので、挿し木するまえに葉をカットしておきます。
幹の先端をV字にカットし発根を促す
幹の先端をカッターや切り出しナイフで削(そ)ぎます。詳しくはわかりませんが、幹の中央部分に根が発生する組織があるようです。削ぐ場合は鋭利なナイフなどを使用するのが良いようです。ハサミで押し切ると幹の繊維が潰れてしまいます。