半懸崖の小真弓から感じる静寂
大宮盆栽美術館のロビーにありました。小真弓(こまゆみ)です。半懸崖(はんけんがい)の形状に仕立てた一作、だそうです。
流れがある動きの中にいる静けさ
「わわわーっ」と左から右への流れを感じます。流れがあるのだけれど、(当たり前に)盆栽は止まっている。それなので、動きがあることに比例して静寂が広がります。「古池や蛙飛びこむ水の音」と同じ状態なのでしょうか。
幹肌のセクシーさと鉢の深い青色
小真弓の幹肌は白くて色っぽいです。鉢の深い青色はどのような手法で引き出されたものなのでしょうか。盆栽美術館のロビーは、いつも静かに胸を打つ感動を与えてくれます。