水やり@盆栽を育てるうえで大事なこと #2
水やりについては、多くの本がものすごく丁寧に説明してくれています。「水やり三年」と言われて難しそうな水やり。ポイントは、土の乾湿を交互させることのようです。
たっぷりの水やりで鉢内の空気を入れ替える
水やりは「潅水(かんすい)」ともいいます。水やりは、鉢穴から水が流れ出すぐらいにたっぷりと与えます(参考:五葉松の育て方、近代出版)。水やりには水分補給の他に、鉢の中の空気を入れ替えるという目的もあります。空気を入れ替えるためにも、たっぷり水やりをし、鉢内の古い空気を押し出してやらないといけません。
基本は「乾いたらやる」。頻度は季節で変動
土の表面が乾いたら水やりをする、ということが基本です。それなので、土が乾きやすい夏は一日、二、三回の水やりを。春秋は一日、一回程度。冬場は、二日に一回。冬場は空気が乾燥しているから、土も乾きやすいのでは?と思いましたが、冬の場合は根の活動が鈍ることもあるので、二日に一回の頻度の水やりでオーケーだそうです。
鉢内の乾湿を交互させて、根に呼吸をさせる
「枯らすのが不安」という気持ちで、何度も水やりをやると、土が常時ジメジメしてしまいます。それでは、根の生長が抑制されて、植物(盆栽)自体に良くないようです。根が発達するには、乾湿が交互になるようにし、呼吸させてやることがコツのようです(参考:園芸「コツ」の科学、上田善弘)。
五葉松の育て方: 誰でも育てられる優美な松 盆栽樹種別シリーズ (月刊「近代盆栽」増刊号)
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