先日のブログ記事で、「盆栽世界」「近代盆栽」のそれぞれの出版社が出している Kindle版(電子書籍)を紹介しました。今回は、それら出版社以外から出ている盆栽の Kindle版を紹介します。
盆栽 BONSAI ジャパノロジー・コレクション
角川ソフィア文庫の、盆栽です。素晴らしい盆栽の写真が多く、丁寧な解説があります。盆栽の培養というわけではなく、どちらかというと鑑賞、歴史的なことについて書かれています。著者の依田徹(よだ・とおる)さんは、以前、大宮盆栽美術館の学芸員をされていたようです。盆美のアカマツ「帰去来(ききょらい)」なども掲載されています。そのため、盆美の利用者であるわたしにとって親しみやすいです。
いちばんていねいな はじめての盆栽の育て方
日本文芸社の「はじめての盆栽の育て方」(広瀬幸男)。この本はめちゃくちゃおススメです。わたしは、頻繁にこのキンドルを読みます。盆栽の基礎知識(園芸と盆栽の違いなど)から、管理・手入れの方法。そして、樹木ごとの盆栽の育て方については、(カウントしていないのですが)おおよそ60以上の樹木について、それぞれの育て方を綺麗な写真とともに説明しています。目次もしっかり充実しているので、読みたいページへとさっとジャンプできるのもとても良いです。
キンドルは紙の本より価格が安い場合もある
以上の二冊が、「近代盆栽」「盆栽世界」の出版社以外から出ている、わたしのおススメ Kindle版です。Kindle版は通常でも、紙の本よりも10%ほど価格が安く設定されていることが多いです。タイミングいい時には、紙の本の半額になっている時もあります。そのような価格の面の良さも Kindle版の魅力の一つです。わたしは、これまでの人生で引っ越しが多く、そのたびに紙の本の梱包にウンザリしていました。じつは、そのことが紙よりも、Kindle を選ぶ大きな理由になっていると思います。