盆栽入門マニュアルⅡ: 盆栽入門の確かな一歩がここに集約! ワクワク作業シリーズ (KBムック)、近代出版を読みました。絵で作業を理解できる、わたしがこれまで読んできた入門書の中でベストと言っていいほど、素晴らしい本でした。この本でようやく、「芽摘み」「芽切り」「芽かき」「葉刈り」を理解することができました。
群境介先生のイラストがわかりやすい
樹形づくりの基本、剪定、芽の調整、針金、植え替え。このような年間作業について、詳しく、そして絵でわかりやすく説明しています。わたしは、「芽摘み」「芽切り」「芽かき」「葉刈り」などをよく理解せず、ことばだけを頭の中に入れていました。ですが、この本で「どうしてそれを行うのか」「その目的は」ということを理解することができました。群境介先生のイラストがわかりやすくて、とても良いです。
これが「ナンバーワンの盆栽入門書」
盆栽の入門書は、何冊も読んできましたが、この本がとてもわかりやすくてナンバーワンだと思いました。盆栽を習うには、教室に通うとか本を読むとかあると思います。教室だと、講師から「こうして、ああして」などと口頭で説明してくれますが、イマイチ、ピンとこない時があります。講師が持っているイメージを共有しにくいからです。その点、この本だとイメージを絵で説明してくれているので、とてもわかりやすいです。
前半部分の濃い内容がベリーグッド!
前半部分は、このような年間作業とその意味についての非常に素晴らしい内容でした。後半に掲載されている、樹種別の作り方紹介については、ほかの本とも内容が重なるところが多かったので、少し残念でした。ただ、この本が一冊あれば、近代出版の樹種別シリーズなどの本を買わなくてすむ(かもしれない)ので、そういう意味では良いのかもしれません。