2017年に実生苗(みしょうなえ)の一年生として我が家にやってきたケヤキ。2019年の今年、初めて針金をかけて盆栽へと向かっていきます。
ひょろひょろとした姿、盆栽になる?
2017年に我が家にやってきた、ケヤキの一年生。ビニールポットに入った、ひょろひょろとした姿が印象的でした。「これが本当に盆栽になるのだろうか(いや、盆栽になることはない<反語>)」ぐらいにしか思っていませんでした。
▲:ビニールポットに入ったケヤキ(2017年撮影)
漫然と水やりした結果、まるで雑草
ホームセンターで売っている腐葉土(ふようど)を使って駄温鉢(だおんばち)に植え替えました。特に剪定などをすることなく、漫然と水やりをした結果、どんどん背が伸びていきました。まるで雑草。撮影後に、あたまの節目を剪定しました。
▲:剪定などをせず、漫然(まんぜん)と水やりをした結果、どんどん生長していった(2018年撮影)
盆栽の先生からもらった意外な一言
盆栽教室にこのケヤキを持っていき、ヘラヘラと照れ笑いしながら「このケヤキ、盆栽になりますか?」と先生にたずねたところ、意外な返事をもらいました。
「盆栽にするつもりだから持ってきたんじゃねーのか?」
(盆栽教室の先生)
なんだか、中途半端な作り笑顔をしていたじぶんが恥ずかしくなりました。いつも、冗談半分を装いながら言葉を発して、逃げ道を準備していることに気が付いたからです。このケヤキを盆栽にする覚悟を決めました。
▲:枝が上を向き、Vの字のようになっているケヤキ(2019年撮影)
針金をかけて、幹や枝を調整する!
先生の指導が始まりました。ケヤキの幹を傷めないように、針金に紙を巻いて、巻き付けました。爪楊枝の先よりも細い枝に、糸のような銅線の針金をかけて枝先が上に向くように調整しました。化粧鉢に植え付けるには、まだまだ数年以上かかりますが、ぜひ続けていきたいです。
▲:紙でカバーした針金で幹をまっすぐにし、枝を上向きに調整したケヤキ(2019年撮影)
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