盆栽で感性を育てるのも投資だと思う
「定年後には数千万円必要」「だから投資信託」「外貨預金もしておこう」。そういったお金の投資や貯蓄の話を聞く機会があります。写真は、先日、大宮盆栽美術館で見た黒松(推定樹齢120年)です。
お金は大事だから貯めるのが◎
たしかにお金は大事で、足りなかったら困ります。だから貯めたり、運用したほうが良いはずです。将来はどうなるのかわからないのだから。
何かを楽しむのは消費行動か?
ただ、いま現在、なにかに惹(ひ)かれている事があった場合、それを楽しむ姿勢や行動というのも大事だと思います。そういった姿勢や行動は、投資や貯蓄と反対の位置にある「消費」みたいな行為なのかもしれませんが。
砂を噛むような日々になっては
将来(たとえばリタイア後)、お金はあるけれども、何をしても楽しくない、飯を食っても味がしない、そんな砂を噛(か)むような日々が来てしまったら、どうしたらいいのか。それまで頑張って貯めてきたお金に大きな意味はあるのだろうか。
「楽しめる」はひとつのスキル
何かを楽しめるということはひとつのスキルかもしれません。どんなことでも、「これ良いね」「このお米おいしい!」。そんな気持ちを心から持つことができるのって大事だと思うのです。
感性を育てるのも投資だと思う
貯蓄などでお金を増やすのも大事です。一方で、何かを楽しめる感性を育てるというのも、大切な投資じゃないのかなぁ、なんて思いました。将来、貧乏でも、モノゴトに対して「お!これって楽しい!」って気がつく感性があれば、日々の生活が楽しくなる(はず)だからです。